Simon Carr

サイモン・カー(Simon Carr)は南フランス・ピレネー山脈の麓で育ちました。サイモンが小さな頃にウェールズ出身の両親がこの地へ移住したことがその理由です。のどかな雰囲気の中、両親が放置していたマウンテンバイクでライディングを始めたサイモンは、フランスの公立学校で開催されていたレースでレースデビューを飾りました。自宅に帰ると両親が英語を話していましたが、サイモンはフランスカルチャーの中で育ちました。

サイモンはトライアルやダウンヒルが苦手でしたが、エンデューロとクロスカントリーは得意だったため、すぐに近所の山でライディングするようになるとローカルクラブにも加入し、ツール・ド・フランスで峠を越えたいと考えるようになりまジュニア時代にいくつかの素晴らしい成績を残したサイモンは、

2021シーズンにEFエデュケーション・ファースト=イージーポストへ加入し、UCIワールドツアー参戦を開始します。そして、グランツールデビューとなったジロ・デ・イタリアを完走したサイモンは、ホームステージレースのルート・ドクシタニーでヤングライダー賞を獲得すると、さらにはストラーデ・ビアンケで11位フィニッシュを記録しました。2022シーズンも優秀な成績を収めて2021シーズンがまぐれではなかったことを証明したサイモンは、2023シーズンにはツール・オブ・ジ・アルプス、ルート・ドクシタニー、ツール・ド・ランカウイでステージ優勝を合計4回記録し、ツール・ド・ランカウイでは総合優勝も手にしました。

イギリス生まれフランス育ちのサイモンは、グランツールの山岳ステージ優勝とリエージュ〜バストーニュ〜リエージュのようなクラシック制覇を将来の目標に掲げています。

Fun Facts

バイクに関する一番古い記憶は?
父親のバイクのチャイルドシートに座っているときにお気に入りのボトルを落としてしまったことをよく覚えています。手からボトルが滑り落ちてコーナーの外側に生い茂っていた草の中へ消えていく様子を今でも鮮明に覚えています。何回もそこに戻ってボトルを探しましたが、見つかりませんでした。

バイクのどこが好きですか?
好きな場所へ行ける自由度の高さ、ひとりで考える時間が持てるところ、あとは競い合えるところが好きです。

お気に入りのクライムは?
パイエル峠(ミジャネス側)です。

プロライダーになっていなかったら、何になっていたと思いますか?
F1ドライバーです。

コーヒー派? 紅茶派?
どちらも好きですね。午前中はフレンチプレスで淹れたコーヒー、夕食後にはハーブティーを飲みたいです。



生年月日:1998年8月29日
出身地:イギリス | ヘリフォード
言語:スペイン語・英語・フランス語

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公式インスタグラム: @scarr.bike