Electric Bike Buying Guide

Eバイクの購入をお考えの方は、本購入ガイドをご確認ください。

自転車に乗ることで見える世界が増えたり、やれること、楽しめることが増えるのは当然ですが、Eバイク(電動バイク)はその可能性を更に広げ、加速してくれます。50年以上に渡り世界で最も革新的で技術的にも優れているバイクをいくつも生み出してきたキャノンデールは、Eバイクの世界でも先導役を担っています。皆さんがどこをどのように乗ろうとも、その走り方・乗り方に最適なEバイクが存在します。本購入ガイドは、皆さんが望むバイクライドに最適なEバイクを選ぶ助けになるでしょう。

Eバイクを選ぶ理由

サイクリストとしての経験値は関係なく、Eバイクに乗るべき理由はいくつもあります。皆さんがどこを乗るにしても、Eバイクならより速く、より楽に、より遠くへ行けますし、大汗をかかずにより大きな荷物を積んで長距離を走れるので、自動車の代替となる通勤手段を探している方にも非常に魅力的です。また、ダウンヒル(下り)と同じくらいヒルクライム(上り)も楽しめるため、オンロードメインのライダーとオフロードメインのライダーの両方がバイクライドの楽しみが2倍になることに気付いています。さらに、Eバイクならすべてのライドがより速く、より快適になるため、ダイエット目的のライダーも新しいスポットを見つけたり、グループライドで同じペースをキープしたりできるようになります。

結論:Eバイクはバイクライドの魅力をさらに大きく広げてくれます。

Eバイクとは?

Eバイクのパフォーマンスの特徴

Eバイクのパーツ

Eバイクを購入する前に考えておきたいこと

Eバイクのタイプ

自分が好む乗り方に合わせたEバイク選び

その他に必要なもの

Eバイクとは?

動力を使用しない従来からあるバイクに似た乗り心地とハンドリングを備えているEバイクは、電動モーターでペダリングにパワーを追加します。通常、電動モーターはリアハブ、フレーム中央、ペダル付近のいずれかに配置されており、電動モーターに電力を供給する大容量リチウムイオンバッテリーがフレームのダウンチューブ内に格納されています。また、コネクテッド・ディスプレイがスピード、レンジ、パワーレベルなどの必要なライドデータを表示し、ハンドルバーにマウントされているコントローラーでライダーが必要とするアシストレベルを選択します。

Eバイクの仕組み
Eバイクは従来からあるバイクと非常に似た仕組みで走行しますが、電動モーターがアシストを提供する点が異なります。Eバイクの電源を入れたあと(通常はコントローラーやコネクテッド・ディスプレイ上で操作します)、適切なアシストモードを選択してペダリングを始めます。電動モーターがペダリングを検知すると、選択したアシストモードに準じたレベルでアシストが提供されます。日本の道路交通法の基準に適合したEバイクは、通常、電動モーターが時速24kmに達するまでアシストを提供し、それ以上の速度ではモーターの補助力はゼロとなると定められています。

Eバイクのパフォーマンスの特徴

走行距離(レンジ)
購入に向けてEバイクを調べていくと、大半のモデルに最長走行距離(充電1回で走れる最長距離)が表記されていることに気が付くでしょう。最長走行距離はショップでEバイクを比較するときの良い基準になりますが、どのEバイクでも、皆さんの走り方が走行可能距離に大きく影響することを理解しておくことが重要です。

アシストを強めに得たい方や急な坂道を高速で走りたい方は、メーカーが目安としているレンジよりも短いレンジでバッテリーを充電する必要が出てくる可能性があります。キャノンデールのEバイクがディスプレイ上に残りの走行可能距離を予測表示できるようになっているのはこれが理由です。コントローラーはバッテリーの残量を確認して、皆さんが選択しているアシスト設定と走り方に基づいて走行可能距離を予測するので、次の充電まであとどのくらい走れるのかをより正確に把握することができます。

キャノンデールのすべてのEバイクは、一般的に必要な走行距離よりも長く走れるようにデザインされています。モデルによって異なりますが、充電1回で約64kmから約160kmまで走れますので、ほとんどすべての目的地に問題なく辿り着けるはずです。

パワー / ワット
Eバイクのパワーを理解しようとすると数字に惑わされがちです。なぜなら、Eバイクのパワーはバッテリー容量(Wh / ワットアワー)とモーター出力(W / ワット)の2通りで表記されるからです。

バッテリー容量
Eバイクのバッテリー容量は自動車やトラックの燃料タンクの容量に、モーター出力は自動車のエンジン出力にそれぞれ喩えることができます。また、自動車と同じように、その場の判断と皆さんが走行するコースがEバイクの走行可能距離に大きく影響してきます。たとえば、最初から最後まで最大パワーを出力するようにアシストレベルを設定してからアップダウンの多い地形を走れば、充電1回で走れる走行距離は大幅に短くなります。逆に、出力するパワーが低くなるようにアシストレベルを設定してから比較的平坦なコースを走れば、充電1回で走れるレンジが大幅に延びます。

EバイクのバッテリーのWh(ワットアワー)はモーターのパワーに合わせてあり、適切な距離を走行できるようになっています。バッテリー容量は大きければ大きいほど良いと考えるライダーもいますが、この考えは常に正しいとは言えません。なぜなら、バッテリー容量が増えればEバイクの総重量も増えるからです。

ですので、キャノンデールのEバイクはそれぞれのモーターシステムが必要とする容量のバッテリーが備わっており、パワー、ハンドリング、乗り心地、走行可能時間のベストバランスを実現するようになっています。


重量
従来からあるバイクと同じように、近年のEバイクの重量も12キロ前後から30キロ超までと様々です。一部のライダーはなるべく軽いバイクを手に入れることを最重視していますが、真実を言えば、すべてはバランスです。自分のニーズを最大限満たしてくれるEバイクを購入する方が、軽量のEバイクを購入するよりも断然重要なのです。

現実的な話をすれば、どのEバイクも同サイズの従来からあるバイクより重量が大きくなります。モーター、バッテリー、コントローラーがその重量差の主な要因ですが、Eバイクには重量とパワーを支えられるように頑強なフレーム、ホイール、ブレーキ、タイヤが採用されており、このような “Eバイク” 専用コンポーネントが重量をさらに増やしています。しかしながら、モーターによるアシストが得られるため、走行中に重さを感じることはほとんどないでしょう。

結論を述べると、Eバイクは似通ったスタイルの伝統的なバイクと比較すると3キロ前後から10キロ前後ほど総重量が重くなります(モデルによってはさらに重くなります)。

キャノンデールは、世界最軽量クラスのバイクを50年以上に渡って製造してきた経験を活かしてEバイクを製造しています。

キャノンデールのEバイクは他の選択肢よりもはるかに軽量に仕上がっています。軽量性は購入する際の判断基準のひとつに過ぎませんが、より軽いEバイクを購入すれば日々の生活がより充実したものになるでしょう。


ブレーキ
スピードと重量が追加されているEバイクにはハイクオリティなブレーキが必要です。だからこそ、キャノンデールのすべてのEバイクにはディスクブレーキが採用されています。自動車やオートバイのブレーキに似ているディスクブレーキは制動力・重量・操作性の優れたバランスを提供します。

Eバイクに採用されているディスクブレーキはメカニカル(機械式)とハイドロリック(油圧式)の2種類に大別できます。これらはバイクを静止させるときのブレーキパッドの作動方式で分けられており、メカニカルはブレーキレバーから伸びているブレーキワイヤーを使ってブレーキキャリパーを機械的に動かしてディスクローターに押しつけます。メカニカルは制動力とコストパフォーマンスに優れており、エントリーレベルのEバイクの多くに採用されています。

一方、ハイドロリックディスクブレーキはブレーキオイル(DOTあるいはミネラルオイル)を使ってピストンを動かしてブレーキキャリパーをブレーキパッドに押しつけます。システム内でほとんど摩擦が発生しないハイドロリックは制動力が非常に大きく、ブレーキレバーの使い心地と操作性も高まります。

パワーとモジュレーションがより優れているハイドロリックディスクブレーキは、当然ながらミディアムからハイエンドのEバイクに採用されています。

コンポーネント
基本的にEバイクには従来からあるバイクに似たドライブトレインとシフティングコンポーネントが採用されています。2強ブランドとして知られるシマノまたはスラムのドライブトレインに注目してください。キャノンデールのEバイクは、この2ブランドのいずれかのコンポーネントを採用しています。

価格帯が高くなるにつれて、これらのコンポーネントはより軽く、より頑強になっていき、様々な追加装備によって変速ギアの間隔も小さく感じられるようになります。また、最高級モデルには電動ドライブトレイン用のコンポーネントが採用されており、シフティングの軽さと精度の究極のバランスが提供されます。


スタイル
最終的に、皆さんが選択するEバイクのスタイルは皆さんが望んでいる走り方・乗り方と一致しているべきです。また、皆さんの個人的趣向もその選択に大きな影響を与えます。なぜなら、誰もが自分なりの優先順位を有しているからです。特定のライダーに合っていることが別のライダーにも合うとは限りません。

キャノンデールのEバイクの多くのモデルは、フレームスタイルが伝統的なダイヤモンドスタイルかステップスルーの “リミキスト” で選べるようになっています。皆さんのニーズに合うフレームスタイルをお選びください。

Eバイクのパーツ

ルックスと乗り心地が伝統的なバイクに似ているEバイクは少なくないですが、Eバイク独自の特徴がいくつか存在し、そこにはモーター、バッテリー、コネクテッド・ディスプレイ、コントローラーが含まれます。これらが特定のタスクを実行することでEバイクは電動アシストを提供できるようになるのです。

モーター
最新のEバイクの大半にはミッドドライブあるいはハブドライブのモーターシステムが採用されていますが、この2つに優劣の差はありません。皆さんのニーズと皆さんが好む走り方に適しているモーターシステムが、皆さんにとって最高のモーターシステムなのです。

モーターがペダル付近のフレーム中央付近に設置されているミッドドライブモーターシステムは効率とパワーに優れています。ミッドドライブを採用しているEバイクはフレームにモーターシステムが内蔵されており、ペダルとモーターが統合されているので見分けるのが簡単です。モーターがバイクの中心付近の低い位置に設置されており、アシストが自然に感じられるミッドドライブモーターシステムは、ハイパフォーマンスのEマウンテンバイクやEグラベルロードバイクに適しています。

モーターがフロントあるいはリアホイール内に設置されているハブドライブモーターシステムは基本的にミッドドライブモーターシステムよりもシンプルかつ軽量ですので、通勤通学、ツーリング、フィットネスを目的とするEバイクに適しています。ハブドライブモーターシステムのEバイクはミッドドライブモーターシステムのEバイクよりも安価の場合が多く、また近年のテクノロジーの進歩によって、アシストが過去のハブモーターよりシームレスで自然になっています。


バッテリー
最近のEバイクのほとんどすべては、十分な容量のリチウムイオンバッテリーが電力を供給します。フレームのダウンチューブ内に収納されていることが多いこれらのバッテリーは様々な容量が用意されており、単位は1時間で出力できるワット数(ワットアワー:Wh)で表示されます。基本的にEバイクのバッテリーは250Wh〜750Whに設定されています。重くてパワフルなEバイクは十分な走行可能時間を確保するために大容量バッテリーを必要としますが、軽量でパワーが小さいEバイクなら少ない容量でも十分です。一部のモデルはバッテリーが本体に内蔵されていますが、交換や充電が可能なリムーバブルバッテリーを採用しているモデルもあります。

コネクテッド・ディスプレイ
基本的にハンドルバーかフレームのトップチューブ前方に配置されているコネクテッド・ディスプレイはスピード、バッテリー残量、走行可能距離などライドとバイクの重要な情報を表示してくれます。一部のモデルでは、専用アプリを使用してスマートフォンとBluetooth接続することもできます。

コントローラー
走行中でも簡単に使えるようにハンドルバーの左側に配置されているコントローラーでそのときのコンディションに最適なアシストモードを選択します。コントローラーとコネクテッド・ディスプレイが一体化しているモデルがある一方、コントローラーとコネクテッド・ディスプレイが分けられているモデルもあります。

Eバイクを購入する前に考えておきたいこと

どこを走りたいですか?
外出やダイエット、友人や家族と楽しい時間を優先したい方は Eアーバンバイク 外出やダイエット、友人や家族と楽しい時間を優先したい方は Eロードバイク が最適でしょう。


予算はどのくらい必要ですか?
市場には非常に安価なEバイクが存在しますが、「安かろう悪かろう」にご注意ください。ハイクオリティのEバイクは、300,000円前後から販売されていますが、1,000,000円を超えるモデルも存在します。ですので、購入する前に予算を設定しておくことが重要です。Eバイクは価格帯が高くなるにつれて、よりハイグレードな装備、より長持ちするバッテリー、より効率に優れたモーターシステム、より高機能なディスプレイとコントローラー、より軽量で、よりパフォーマンスに優れているフレーム、ブレーキ、ドライブトレインが採用されるようになります。また、皆さんが楽しみたいライドがどのようなものであれ、ヘルメット、シューズ、ウェア、ポンプ、その他のメンテナンス用アイテムのために別途費用を用意しておくことをおすすめします。


どこを頻繁に走りますか?
皆さんが世の中の大半の人たちと同じなら、いろいろな種類のライドを1台でカバーできるEバイクを求めているはずです。ですので、Eバイクで一番やりたいことを考えると同時に、いつかやってみたい夢のライドについても同時に考えてみましょう。そうすることで、日常生活を楽にしてくれると同時に夢に向かって進むこともできるEバイクを選べるようになります。

バイクを複数台所有していて、さらにもう1台増やそうとしている方はもう少し具体的なアプローチでEバイクを選択できるかもしれませんが、いずれにせよ、新たなEバイクをどこでどのように使用したいのかについて慎重に考えてから購入しても損はありません。

次にEバイクのタイプとそれぞれが得意とするライディングについて解説していきます。

Eバイクのタイプ

皆さんがどのような走り方を望んでいようとも、皆さんピッタリのEバイクが存在するはずです。

ロード

ドロップバーハンドルで高速ライディングを楽しみたいならEロードバイクがおすすめです。アグレッシブなライディングポジションでパフォーマンスと空力性能を最適化できるEロードバイクはEバイクシーンのサラブレッドです。


舗装路には シナプスネオ が最適です。また、未舗装がお好みのライダーには トップストーンネオ がおすすめです。

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アーバン

ラッシュアワーを回避したい方のために、都市部での使用を想定してデザインされたEバイクのラインナップをご用意しています。フェンダー、ラック、ライト、キックスタンドが装備されており、都市部のあらゆるシーンに対応できるため、自信を持って乗りこなせるはずです。


通勤・通学でのスピードと快適性を求めている方には、クイックネオコンパクトネオがおすすめです。また、ステップスルーのフレームとアップライトなライディングポジションが特徴のアドベンチャーネオ最も簡単に乗り降りできるEバイクと言えるでしょう。

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自分が好む乗り方に合わせたEバイク選び

通勤・通学用Eバイクをお探しの方 には、アドベンチャーネオ、 コンパクトネオ おすすめします。

舗装路を高速で走れるEバイクを探している方 に シナプスネオ 、 トップストーンネオ をおすすめします。

フィットネスやファンライド用のEバイクを探している方 には、 クイックネオ をおすすめします。 

友人や仲間と一緒にバイクライドを楽しむためのEバイクを求めている方は、友人や仲間がどのようなバイクに乗っているのかを確認したあと、それらに似た性能のEバイクをお探しください。

とにかくアシストが得たいけれど、自分の好みのバイクタイプが分からない場合は、お近くの キャノンデール正規販売店 にお立ち寄りください。様々なタイプのEバイクをお試しいただける他、専門知識を備えているスタッフから最適なバイクの選択に役立つアドバイスを得ることもできます。





Eバイクをさらに学ぶ



Eバイク よくある質問

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どこから探したら良いか分からない場合は、こちらが便利です。

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その他に必要なもの

バイクライドに不可欠なアイテムを探している方、または具体的な目的に合わせてバイクをカスタマイズしたい方のために、キャノンデールはバイクライドが待ち遠しくなるようなアクセサリーを各種取り揃えています。Eバイクライダーに不可欠のアクセサリーはヘルメットと高品質のロックですが、ライド中の水分補給のためにボトルとボトルケージも購入しておく方が良いでしょう。

 

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