What Size Road Bike Do I Need?
正しいロードバイクのサイズの選び方とは? どのサイズのロードバイクが自分に最適なのでしょうか? ロードバイクのサイズは身長・体重・ライディングスタイルなどを考慮して慎重に選ぶ必要があります。
サイズ選びはバイク購入時に考慮すべき最重要項目のひとつで、ロードバイクではその重要度がさらに高まります。身長、脚の長さ、柔軟性、好みのライディングスタイルなどの要素が自分に適したサイズとフィットに影響を与えます。最適なサイズとフィットが得られれば、自信と快適さを感じながらライディングできるようになるでしょう。
他のタイプのバイクのサイズ選びについて学びたい場合は こちらの記事をご確認ください。
サイズとフィットの違い
バイクのサイズはワイシャツのサイズに似ており、体型別に様々な寸法が用意されています。一方、バイクのフィットとは、バイクの様々な部分をカスタマイズして自分専用に調整する過程およびその結果を意味します。次のように考えてみましょう。自分に合ったサイズのワイシャツを買ったあと仕立屋に持ち込めば、裾や袖の長さを微調整できます。バイクも同じなのです。
キャノンデールのサイズガイドに沿ってバイクを選んでいる方の多くは、バイクが自分にピタリとフィットしていると感じていると思います。私たちは多くの時間をかけて、バイクのサイズレンジがあらゆるすべてのライダーをカバーできるようにしています。
プロによるバイクフィッティングにご興味をお持ちの方は、お近くの キャノンデール正規販売店 までお問い合わせください。
ロードバイクのサイズ
ロードバイクのサイズはホイールやタイヤのサイズではなく、フレームのサイズで選びます。通常、キッズバイクのサイズはホイールサイズで分けられますが、大人用のバイクはホイールサイズが規格化されており、フレームサイズで分けられます。実際、 レースバイク、エンデュランスバイク 、シクロクロスバイク、 グラベルバイクを問わず、ほぼすべての大人用ロードバイクのホイールサイズは700c(28”)と650b(27.5”)の2サイズに規格化されています。電動ロードバイクも同じです。
大抵、ロードバイクのフレームサイズはセンチメートル(cm)で表記されます。長年に渡り、フレームサイズはトップチューブと交わるまでのシートチューブの長さを基準にしてきました。これは、当時のバイクがスチールチューブを特定の長さに切断したあと溶接・接合して製造されていたことが理由です。しかしながら、最近はこの長さをロードバイクのサイズ表記に用いることはまずありません。
製造技術と素材の進化によって、モダンなロードバイクの大半が “コンパクト” あるいは “スローピング” のフレームジオメトリを採用していることにより、エルゴノミクスなフレームを採用しています。ですので、最近のサイズ表記(cm)の多くは恣意的で、大体のサイズとなっています。たとえば、“56cm” と表記されているロードバイクに実寸が56cmの部分は存在しない場合があります。これは先ほど説明した伝統的なシートチューブ長の56cmに近いサイズであることを示しています。
キャノンデールのグラベルバイクは、キャノンデールの他のロードバイクとは異なる方法でサイズ分けされており、衣服に似たサイズ表記(XS / S / M / L / XL)が使用されています。マウンテンバイクも同じ表記です。この表記を採用している主な理由は、グラベルバイクとマウンテンバイクではトップチューブが大きく傾斜したスローピングフレームを採用しているからです。このタイプのフレームはトップチューブがより水平なフレームよりもスタンドオーバーハイトが低くなります。通常、キャノンデールではロードバイクのモデルごとに5〜8サイズを用意して身長152〜198cmのライダーに対応できるようにしています。
最適なサイズの選び方
ロードバイクのサイズ選びでは身長が基準のひとつになりますが、脚の長さ、つまり股下も重要です。トップフレームにまたがって立ったときに股の間に不快感がない状態になっているべきですので、股下を正確に計測して自分に最適なスタンドオーバーハイトを見出しましょう。
股下を計測するためには、両足を20〜25cm離して立ち、床から股までの長さを測ります。股とトップチューブの間にある程度のクリアランスが必要になりますので、その計測値から2.5〜5cmを引いてください。その数値が股下になります。忘れないようにメモをしておいてください。
キャノンデールのウェブサイトで気になるロードバイクのモデルが見つかった方は、そのモデルのページのGeometry(ジオメトリー)の項目までスクロールダウンして、スタンドオーバーハイト / Standover(cm) を確認してください。理論上は、この項目の数値が自分の股下に一番近いサイズが自分に最適なサイズになります。
自分のスタンドオーバーハイトが2つのモデル(小さ目のサイズと大き目のサイズ)の中間に位置する場合は、いくつかの判断基準を用いて選びます。まず、上半身が長い方はトップチューブが長い方が身体に合うはずなので、大き目のサイズを選択する方が良いでしょう。逆に上半身が短い方は、トップチューブが短い方が身体を無理に伸ばさなくて済むので、小さ目のサイズを選択する方が良いでしょう。
また、腕の長さや柔軟性から判断しても良いでしょう。このようなときはプロバイクフィッターが判断を助けてくれます。可能なら、迷っている2つのモデルのテストライドをしてみましょう。テストライドをすればそれぞれのフィットの違いがより簡単に分かるはずです。違いを理解したあとでプロバイクフィッターに最適なサイズについて相談してみましょう。
バイクをフィットさせる方法
自分に最適なサイズのロードバイクが分かったあとは、バイクをよりフィットさせて快適さを最大限まで高めるためにいくつかの部分を微調整していきます。
当然ですが、バイクを自分にフィットさせるときはサドルの調整がおそらく最も重要です。サドルの高さが調整できることは誰もが知っているはずですが、サドルは前後にも調整できることを忘れている方がいます。サドルの裏側にあるサドルレールを前後にスライドさせれば、サドルの前後の位置調整が行えます。
サドルはライダーが最初にアップグレードするパーツのひとつかもしれません。ライダーの骨格はひとりひとり異なりますので、自分の骨格とライディングに合っているサドルを見つけることがライディングの快適さに大きな違いをもたらす可能性があります。
しかしながら、先ほどお伝えした通り、正式なロードバイクのフィッティングはかなり複雑なプロセスですので、自分のキャノンデール製バイクのフィーリングをさらに高めたい場合は、信頼できるショップを訪れてプロバイクフィッターに相談することを強くおすすめします。
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