ベッティオルが使用したバイクは、純粋なTTバイクではなく、エアロロードのシステムシックス。そのバイクで早朝から入念なコースチェックを行い、各コーナー、アプローチを理解し、どうパワーをコントロールするかを正確に理解していたのです。
事前に「プランは、、、とにかく、全力で踏むこと！」と語っていたベッティオル。そして、それは報われたのです。
Buongiorno, Adelaide
Photography by Getty Images & Zac Williams
オーストラリア・アデレードで開催されたツアー・ダウンアンダーのオープニング TT ステージで、アルベルト・ベッティオルが勝利を収めました。
例年、この時期は暖かいアデレードですが、A・ベッティオルの強烈なパフォーマンスで幕を開けたツアー・ダウンアンダーは、いつにも増して熱気が高まっています。
終日雨予報の天気でしたが、ベッティオルがスタートした時点では、まだドライコンディションでした。そして、彼がフィニッシュゲートをくぐり抜けた直後から雨が降り始めたのです。
ベッティオルのフィニッシュタイムは6分19秒。地元で大人気のマイケル・マシューズ （ジェイコ・アルウラー）やその他のライバルたちを抑え、２位のマグナス・シェフィールド（イネオス・グレナディアーズ）より8 秒も速くフィニッシュしての勝利となりました。4番手で出走したため、暫定1位のライダーが座るホットシートには2時間半以上も座り続けたことになりました。
ベッティオルはこの勝利によりオーストラリアの大地を表す「オークル（黄土）」色のリーダージャージをまとい、ツアー・ダウンアンダーにおけるEFチームの存在も一段と増しました。今後のステージでの活躍に期待が持てます。
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